パトコアの技術ブログ

化学情報管理・創薬支援のためのケモインフォマティクス製品を扱うパトコアです。本ブログは技術チームにより運営されており、各種ツールを使うとどんなことができるの?という観点から、技術情報をお届けします。

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DMTA(Design-Make-Test-Analize)サイクル内のCROとの協業

CROとの協業時の重要な要素

薬剤探索会社がディスカバリー・プロセスの一部を契約研究機関(CRO)に委託することは、ますます一般的になっています。 これにより、プロジェクトリーダーには社内および外部の活動を追跡する必要があります。データや進行中の活動の状況、内部および外部のプロジェクトメンバーの今後の計画など、すべてのプロジェクト関連情報を1つの場所に集約することは、概観とコミュニケーションを容易にします。

適切に制限されたプロジェクトデータの共有

多くの場合、薬剤探索会社は、CROとの間で内部のプロジェクト関連情報の共有を必要最低限に制限したいと考えています。

プロジェクト内でのさまざまな協業レベルをサポートするために、Design Hubではプロジェクト情報へのアクセス設定が個別に可能です。たとえば、薬剤探索会社は、プロジェクト内で合成するすべての分子、または選択された分子のいずれかを共有することができます。CROから会社へのデータのスムーズな転送も重要です(図1)。

図1. 協力のレベルに応じて、CRO(契約研究機関)企業はDMTAプロセスの異なる部分において、より多くまたは少なく関与しています。各企業やプロジェクトは、CROにデータと構造の読み取りと転送のアクセスを与えるために異なるニーズがあります。

DMTAの詳細

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合成追跡の概要の例

~製薬企業の視点から

これらのフィールドを使用して、組織内でのコミュニケーションも行うことができます。
~CROの視点から
共同研究のレベルに応じて、CROはDesign Hubを使ってアッセイリクエストを追跡したり、独自の設計化合物をKanBanボードに追加することもできます。

Posted by András Strácz, Chemaxon on 29 04 2023

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